2022/11/17 15:10

淀川の鵜殿のヨシは甲子園18倍の広さがあり、淀川最大の
ヨシ原です。ヨシは地下に根を張り広がっていく多年草の植物で、春に芽を出し、夏までにぐんぐん成長し、
秋には穂をつけ、冬に立ち枯れします。

神社の屋根材や日よけのヨシズ、すだれが生活の中で利用されていた時代は、
毎年冬になればヨシを狩り、活用されてきましたが、
ヨシの利用が減るとともに入会権を持つヨシ農家の方も減少の一途をたどっています。
ヨシ原は里山同じように人々と自然とが共生してきた場所なのです。

ヨシはCO²を閉じ込めて空気をきれいにしたり、川の水をきれいにする働きがあり、水生動物や昆虫、鳥類、小動物など
そのヨシ原には様々な生物が生息しています。

また、鵜殿のヨシは特別で、ユネスコの文化遺産でもある「雅楽」の篳篥という楽器のリードに
使われていたり、日本の文化も守っています。